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編曲入門 1 [編曲入門]

3パート編成の編曲
今回は3パート編成に編曲する練習をしてみましょう。
今回編曲するのは歌謡曲の「涙そうそう」です。レベル的にはメロディが入門者でも弾けるパートを目標としてみます。あとの2つのパートは伴奏とオブリガートを初級者くらいのレベルで弾ける程度に留めます。編曲例は今月号の添付楽譜に入っていますので参照ください。
編曲にあたり下記のような点に注意しながら作業してみました。

調の決定
歌謡曲を編曲する方法として楽器店や本屋で売っている楽譜を探してみるのが良いでしょう。またインターネットからも手に入りますね。楽譜にはメロディ譜以外にイントロ、間奏、後奏、コードネームなどが記入されていると編曲もやりやすいと思います。
私の持っている「涙そうそう」の楽譜はヘ長調で書いてありましたがそのままギター譜に直すとメロディが低すぎますしオクターブ上げるとハイポジションが多く出てくるので入門者には難しいかと思い、ハ長調に決定しました。
リズムの簡易化
メロディは16部音符と符点8部などが多いのがこの曲の特徴ですが、入門者が楽に弾けることを目標にして簡単にしました。そのため原曲の魅力が失われてしまいますが弾けるようでしたら原曲のリズムに直してもよいと思います。
メロディ以外のパート
ベース音は市販の楽譜を参考にしてみました。始めのイントロはヘ長調の場合C/Eと出て来ますがこれは分数コードいいましてこの場合CのコードでベースはE音に指定するという意味です。ハ長調に移調した場合はG/Bとなります。以下同じ様に移調してみましょう。
前奏、間奏、後奏
前奏と後奏は楽譜を参考に書きました。間奏は今回省かせていただきセーニョに戻るようにしました。

編曲が物足りない場合
今回の目標は第1ギターが入門者向けで旋律を弾き、第2ギターは伴奏やオブリガート、第3ギターはベースラインや伴奏などを担当しています。演奏者が初級以上~中級クラスのメンバーで弾くには物足りないかも知れません。その場合はリズムを原曲通りに直す。元のヘ長調か他の調に移調してメロディと伴奏などを各パートが交代で弾けるようにしたり1コーラスを低めのメロディ、2コーラスはオクターブ上げるなど音域を広げるなどいろいろ工夫するとバランスの取れたアレンジになるかと思います。
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